とらドラ!(アニメ)は予想通り期待はずれだった

 見ていてダメだと思ったんです。でも検索して感想を読んでみたらみんなプラス評価でマイナスがない。私がダメだと思ったところ、気になったところはそもそも触れられてないし、まあ原作未読なら仕方ないんだけど。

 というわけで原作既読者からの視点でとらドラ!第1話のネガティブ感想。


・始めの語り
 アニメ版の1つのポイントだと思っていた所。原作でも話の冒頭に出てきて物語の世界観を語っている。私は8巻まで読んで折に触れてこれを思い出すのだけれど、コミックス版では省略されていたので気になっていた。アニメ版では採用されたのだけれど、なんか安っぽい感じがした。学芸会の演劇でも見ているような。神視点とも言えるあの語りを登場人物に語らせたのが原因かと思う。竜児→大河→二人でハモる、って聞いてて途中からわかるようなベタな流れ。


・いきなり殴った!
 竜児と大河の出会いの場面。原作では大河が睨みつけるだけで竜児は腰を抜かすのだけれど、アニメ版では殴りやがった。原作とアニメが逐一対応しないことに一々噛み付くつもりはないけれど、主人公とヒロインの出会いの場面だし、話の流れからしても特に原作から変える必要がない所だと思う。なぜ変わったのかが気になる。
 想像するに、この場面での大河の迫力が画ではうまく表現できなかったのではないか。竜児の目の悪さはわりと良く表現できてたけど、やはり作画にも限界があったのではないかと。これからも同じような変更があるんじゃないかと思う。


・展開が早い
 テンポが良い、との評価があるようだけど、私としては少々早い気がする.まあこれは原作廚の戯言。しかし来週の予告を見ると原作1巻の終わりまで話が進みそうで、そうなると竜児と大河の馴れ合いの関係がきちんと描かれるか不安になる。二人の関係をきちんと描いた上で、あの「電柱リンチ」があるわけだし。
 全体的に原作の流れを追っている感じで、それは当然なんだけど、原作が文章の面白さで読ませるタイプなのでアニメは原作と比べると味気ない。


・やっちゃん
 全然違う!お前ら全然やっちゃんをわかってない!!画のイメージが全く違う。やっちゃんはオムライスが無いと「びぇぇぇ〜ん」って泣く人だぞ?もうちょっと幼い感じだと思う。作成者の好みで変えた?原作より出番は少なくなるような気がする。


 パッと思いつくのはこれくらいかな。他の人の感想を読むに、私はアニメをあんまり見ないから善し悪しが分からないんだと思うけど。でもやっぱりとらドラ!はアニメに向かないと思う。原作を読んであまり好きになれなかったけど「バカとテストと召還獣」はアニメ化に向いていると思うし、原作より面白くなると思う。そっちやってくれないかな。


 最後に釘宮さん。ちゃんと声が低いルイズになってました(笑)。頑張ってるのが分かっちゃうのが痛いけど、いいんじゃないでしょうか。


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