お出かけさまでした

 昨日、日曜日に行ってきた。
 佐藤賢一×茂木健一郎 小説フランス革命刊行記念対談


 とりあえず2巻のサイン本をゲット。近くの本屋で買わなくて良かった。
 バスティーユの陥落 (小説フランス革命 2)


私以外に行った人のブログを発見。内容をまとめられていて、ちょうどよいので(自分で書くのが面倒なので)リンクをはらせてもらいます。トラックバックも送っちゃえ!
 お米マンブログ: 佐藤賢一氏×茂木健一郎氏 公開対談


 生佐藤氏を見るのが目的だったのだけれど、もじゃもじゃ茂木健一郎氏もなかなかよかった。科学者でかつ冗談を混ぜながら進行役もできるのでテレビなんかでも重宝されるのだろうか?

 
・全体的に
 わかりやすかった。佐藤氏が口にする言葉はだいたい高校の世界史レベルの知識でわかるものだったので、そのあたりはうまくコントロールされているのだろうなぁ、と思った。


・個別性
 話を聞きながら色々考えたのだが1つだけに絞る。リンク先でも注目されている個別性という話。例えば人の性質にかんする統計をとっても、誤差として切り捨てられてしまうような部分の話。
 学生の時、輪講複雑系の本を読んでいて、最後のあたりでゲーム理論に基づいた人間の行動、みたいな話があったのだけど、どうも私はそういうのが嫌いらしい。ゲーム理論に基づいて人間がわかった、こういう風に行動するのが合理的だからそうしましょう、といわれると非常に違和感がある(本によっては道徳的な行動が説明されたりするのが気持ち悪い)。科学者の人間観の浅さが感じられるような。どうにも不合理なのが人間なわけで、それを読んだ時私は研究者の道はあきらめていたので、まぁ科学者じゃないからいいか、とか思った、・・・と思う。
 個別性っていうのは(少なくとも現在は)合理的には説明できない性質のことで、そういう説明のできない部分を無視してわかったと言われてもねぇ。いや、説明可能な部分についての理論は素晴らしいと思うのだけど。説明のつかない人間の深淵さを書き出すのが小説なんでしょうかね。


・この人が日本を変える!
 という投票が事前にハガキとネットであって私は投票してないんだけど、東国原宮崎県知事が1位だったそうですおめでとうございます。しかし、佐藤氏はこういう「この人が変えてくれる(だから自分たちは従っていくだけでいい)」的な考え方ではダメなんだ、と言っていたから、なんだったんだこの企画。結果を発表した茂木氏も「あ〜、そういえば」という半ば投票があったことを忘れてたんじゃないかと思われる感じだったし、結果を聞いてみんな笑ってたし、ネタだったんですかぁ。


東京メトロ@中目黒は
 地下鉄なのに普通の電車と同じホームに止まるんですね。知らずに駅でしばし途方に暮れていました。
 片道電車で30分、徒歩合わせて1時間くらいでしたが、普段の行動範囲ではないので新鮮さがあって楽しいお出かけでした。