ハヤテのごとく!第207話 感想

 単行本累計が1000万部を超えたそうですが、みなさん何が面白くてこのマンガを買うのでしょうね。いや、私は比較的ヘビーな(重症な)読者だと思うので大半を占めると思われるライトな読者は何を楽しみにして買うのかなぁと。


・ラスベガス
 マリアさんは運ですわ(はぁと)とおっしゃり、美琴さんは自分の運の量に自信があるようですが、この人の場合ギャンブル運は良くても人生のもう少し大きい部分についてはあまり運がないような・・・。そこらへんでサキさんが勝っちゃうとか。
 先週から勝負は見えている、との声が上がっていますが、個人的にはワタルはアメリカで暮らした方が成長、という面では面白いと思うのですが。その場合咲夜は脱がされるわけですが、まあそのときはブラックアウトしてマリアさんが「このマンガは少年漫画ですわ(はぁと)」と言えば済むわけですから問題ないです。もっともそうするとワタルはお話からは完全にフェードアウトすることになるからその方面はないんでしょう。


・トルコ
 ハヤテのメールは絵文字はともかく後半の古代王国云々はうっとおしいかと。というか送信相手の泉はトルコの歴史とか知っているのか?激しく疑問だが、そういえば雪路は世界史担当だった。これは、だから知っているというべきなのか、だから知らないというべきなのか。
 まあ教え上手という評判からすると知っている、というほうになるのだけど、高校の世界史でトルコが前面に出てくるのは15世紀のオスマントルコ以降だから高校1年の段階では知らないのでは。それ以前だと東ローマ帝国もあるけどあんまりトルコとつなげて考えない気がするし、イスラム王朝だとかセルジューク朝だとか(Wikipedia見ながら書いてます)普通は覚えてないと思う。これ以前になると本当に古代王国になって辛うじて名前だけは見たことがあるようなものになるし。これこそどうでもいいことだけど。少なくとも、そういえば!!でつながる話題じゃないよな。
 しかし考えてみると雪路は泉達の勉強をみてやったりもしているのだけど、高校での勉強の中で世界史が占める割合ってそんなに大きいものではないわけで、そうすると雪路は世界史だけではなくて他の科目も教えてやっているのではないかと思うのですが、どうなんでしょう?ヒナギクの姉というのは身体的なスペックだけでなく頭脳の方にもあるのでは。今はともかく昔はスゴかったのかもしれないな。今はともかく。


 ちょっと気になったのは10ページの最後のコマは11ページでは2コマ飛んで3コマ目につながること。違和感はないけど、わざわざこうする理由もよくわからない。2つの会話が同時進行しているのを表しているのかな。