みつどもえ1巻 感想
・プロローグ
ふたばの持ち上げ方はタイミング以前の問題だ。みつばの前髪がパッツンでないのは9卵性以前に描かれたからなのか、わざとパッツン前の画にしたのか。
・1卵性「良い子悪い子恐ろしい子」
この話だけだと三つ子の中に「良い子」がいるのかは微妙だな!就任一日めにして矢部っちの担任としての威信は崩れた。
・2卵性「丸井スパークリング正義」
栗山っちはド近眼だからまったく見えてないんだ。落ち込むな、矢部っち。
・3卵性「乳首券大人買い」
「チクビが、チクビが立った!」こういうベタベタなネタをやりきってしまうのがみつどもえ。千葉氏と佐藤がサブとして目立っているけどよく見ると宮なんとかさんもいるな。
・4卵性「Hanamizuが止まらない」
初期の頃は本当にふたばが全体を引っ張っていたんだなぁ。それにしてもふたばの道着に書いてある「小鳥田」って何なんだろう。今となっては闇の中だ。
・5卵性「コードネームはたゆん 合言葉ははわわ」
1巻の名作の一つ。まさかの検尿プレイ。
・6卵性「1/3の純情ないやがらせ」
みっちゃんに関する葬られし設定の一つ。
・7卵性「11.3のひとは」
メイン扱いの松岡さんとモブ役として杉崎、吉岡、宮下(ちゃんと書けた!)の3人組が登場。松岡さんはこのときひとはと一緒に帰ったことで完全に目覚めちゃったみたいです。このころのひとはは人と接するのが苦手なんてレベルじゃないくらいにひどいな。
・8卵性「ふたつのむねのふくらみは」
ひとはは完全に矢部っちの股下の虜らしい。野田校長が初登場だが、そういえば校長と千葉氏は気が合いそうなのに絡んだことは一回もないな。
・9卵性「シザーマンは思春期」
みっちゃんがパッツンになる話。前髪だけでなく、「これくだしぁ」と「あんた童貞!?」が生まれた貴重な回。ひとはの愛読書を弁償するために店員の前で地団駄を踏むみっちゃんを見ながらニヤニヤするふたばこそ実はS?
・10卵性「仄暗い水のその辺」
目覚めた松岡さんが実に生き生きしている。最後のページで用務員さんの前で溺れていたと言わない三女さんは案外負けず嫌いだ。
・11卵性「お父さんは心配性な不審者」
ひとはのいい顔が多いが、三つ子暗黒時代と呼ばれる頃特有の話。
・12卵性「みつばと!」
100卵性を超えた今のみっちゃんなら、枝にぶら下がって顔が見えなくてもお腹まわりと脚の肉付きだけで識別できそうだ。ラストページの泣き顔がかわいい。これまでになかったみつばのやさしさが描かれている。
・13卵性「チクビのたつ頃に」
ひとはたんは本当に夏休み毎日矢部っちのお宅訪問をしていたのだろうか?とても気になる。
・14卵性「ふたばの教室」
小さい頃の三つ子はホントにかわいい。暖かい話で終わりそうなところをひとはが一言で場を凍結させて終わるみつどもえらしい展開。これがいい。
・15卵性「ないしょのみつば」
初めてみつば×杉ちゃんが描かれた話。やっぱりはじめてぶらじゃあを買うときは恥ずかしいものなんでしょうね。
・16卵性「パパと踊る前夜祭」
個人的には非常に毒の少ない話で、初読ではかなり意外性があったと思う。ふたばが輝いている。パパもいいパパだ。
・17卵性「晴天航路」
騎馬に乗って恐怖に震えるひとははパパのおんぶにも耐えられないんじゃないか?三つ子とクラスメイトとの割と本格的な絡みはこの話が最初みたい。
・18卵性「パンツは友達」
6年3組に変態が生まれた日。三つ子はパンツを同じ引き出しに入れているがそういうものなんだろうか。まぁパンツの趣味が三者三様で区別できるからいいんだろうが。
・19卵性「白い恋人」
悪意のないふたばが信じ込むと大変なことになるという話。スパッツの上からパンツ→それを脱がすとは桜井のりお先生はどれだけ変態なんだ!
・全体的に
始めの方は画が不安定だが急激に安定してくる。クラスメイトの描き方も始めは前作「子供学級」の描き方と同じだと思うが、こっちのほうも変わってきてみつどもえっぽくなる。ただ1巻ではまだムチムチ感はない。三つ子の描き方にも試行錯誤が見えて、後になってみると捨て去られた設定もチョビチョビあるのがわかって楽しい。