ハヤテ過去編にギャグはあるかな?

 第178話だけで4つ目の記事になる。初めに読んだ時は感想書きにくいと思ったが、後からいろいろ考えてしまった。で、今回はハヤテ過去編にギャグが入るのか、ということ。4日の感想の最後にちょっと触れたがもうちょい書きたくなった。


 私がハヤテのごとく!を読み始めたのは、去年の年末、絶望先生紙ブログで久米田先生が「火田君」と読んでいる元アシスタントの漫画をブックオフで見つけたからである。久米田先生の弟子、ということでギャグ漫画として読み、それゆえはじめはハムヒナのラブコメ展開は好まなかったが、何度か読むうちそれも受け入れられるようになった。しかし基本的にギャグ漫画と思っている。
 そもそもギャグ漫画って何か?と問われると困ってしまう。例えば、魔法先生ネギま!も笑えるシーンが多いが、こちらはギャグではなくコメディの部類に入ると思う。ギャグ漫画とコメディ漫画の違いがよくわからないが、なんとなくである。


 これまでのハヤテのごとく!はすべての話でギャグというか、愉快な場面が必ずあった(はず)。少なくともシリーズとして何話か続ける場合、ギャグがあった。178話ではそういうのは全くなかったわけだが、一連のシリーズの中ではどうなるだろう。今シリーズが今までにない重たい話になるのはわかるが、個人的にはギャグも入れてほしい。
 別になかったからといってどうというわけではないが、その場合私の中で、ハヤテは基本的にギャグ漫画、という認識は改めなくてはいけないと思っている。シリアスな話にギャグを入れるのは難しいとは思うが、その難しいところをやってこそのギャグ漫画だと思っている、勝手に。
 私が知らないだけかもしれないが、ハヤテのごとく!のようにギャグ漫画としてのスタンスをとりつつ物語性の強い作品というのはほとんどないと思う。一般にギャグは物語の枠組みを壊してしまう傾向があるからと考えている。いやむしろ壊してこそギャグ漫画で、だからハヤテはギャグ漫画ではない、ともいえるわけだが。まあ、今後もそうであってほしいと思うわけである。


 分類なんてどうでもいいと思うが、あえて分類したくなるのが人情。1つ前の記事と合わせて、今シリーズの個人的な注目点です。