ハヤテのごとく!第179話感想 アーたんはやはり謎

 アーたんの謎を明かすのが今回のシリーズの目的だと思うけど、179話を読むとむしろ謎が増えた気がする。謎は膨らみ、今にもはじけそうだ。
 先週同様、感想がまとまらないので箇条書きにしよう。まとまらないだけでいろいろ思うところはある。


 ・178話を読んだあと、私はアーたん死亡説に傾いたけど、どうも違うな。はなっから生きてないというか、元々この世の人じゃなさそうだ。前半のアーたんの話ぶりからすると、あの世みたいなんだけど、ちょっと違う感じもする。何か目的があってくる人はいる、みたいなニュアンスでもあるし、360度の方針転換とか黒いネタ手帳あたりで言われてる世界に近い感じだが、うーん、やっぱりわからない。前回の「罪」に関する解釈も違うようだ。でもなんとなくわかってきたような感じもする。感じだけ。


 ・5ページ3,4コマ目のアーたんが不気味。「執事をやってくれません?」はハヤテの事を考えての発言ではない感じがする。ハヤテを帰さないことが目的の一つのような。


 ・アーたんの世界の時間の流れは普通じゃなさそうだ。8ページ目最後のコマの時計は6時5分あたりだが、12ページ4コマ目では6時50分くらいになっている。


 ・前回の感想で2巻6話に触れたけどやはり関連はあるようだ。アーたんに、2LDKで夢のない子、と言われたから、小学校の作文では3LDKが夢になったのか。アーたんと一緒にいたら大きなお城に住めたのに、「黄金の羽根」をなくした結果の3LDK?あと、やっぱりハヤテは記憶をなくしてるみたい。


 ・「執事をやってくれません?」はナギにかぶるけど、15ページ3コマ目のアーたんのポーズは7巻11話8ページ4コマ目のマリアさんと同じ。たまたまのようが気がするが。


 ・14ページ5、6コマ目を見てると、笑わなくなったナギが笑顔を取り戻した時もこんな感じだったのかな、と思った。


 ・15ページ4コマ目「けど・・・僕にできるかな?」への返答が「できるわ。だって私はあなたともっと話がしたいもの」とは筋がまったく通ってないな。私が無粋なだけ?一応、アーたんの世界はアーたんの思うがまま、と解釈しておいた。


 ・前回とは違って全体的に軽いギャグというか、コメディ風なのが良かった。


 ・予想外の展開だったが、それもまた良し。超常現象的な話を嫌っている人もいるが、このシリーズの話を本編(時間軸に沿った話)にどう絡めてくるかが重要かと。今シリーズはハヤテだけの中で閉じ込めて、ハヤテを通してのみ本編に影響を与える、というような形ならいいんじゃないかな?ちょうどサンタの言葉がハヤテに影響を与えたような感じで。ハヤテは今シリーズの話を現実というより、夢を見ていたような感覚で覚えていたんだと思う。ハヤテのごとく!の世界観の一部に精神世界が紛れ込んでるのが嫌なら仕方ないが。
 個人的には先週お花畑が出てきたとき、あまりにも唐突でそんなもんあるわけない、と思っていたので今週の話でむしろ納得。


 ・やっぱり感想は難しかった。