とらドラ!(アニメ)第3話 大河が自転車に乗れない理由

 第3話は完全オリジナルストーリー。個人的には中途半端に原作を追われるよりいい。とらドラ!をどうやって再構成するのかを見ていきたいです。


 今回の話で気になったのは大河の自転車。絶叫しながら自転車を押すのは手乗りタイガーらしいと言えばらしい。ついでに北村の言葉に触発されて乗れなかった自転車にちょっとだけど乗れるとか、さすがに運動神経は抜群らしい。
 で、ちょっと思ったのは運動神経抜群の大河が自転車に乗れないのは、乗る練習をしなかったからじゃないかということ。しなかったというより、それに付き合ってくれる人がいなかった。自転車の練習って、親とかそのあたりの身近な人が付き合ってくれることが多いと思うんだけど、大河の父親は自分の都合のいいようにしか娘を可愛がらない人だし、よくわからないけど母親もそういうことはしてくれなかったのかもしれない。他に乗り方を教えてくれるような人も身近にいなかった、という妄想。まあちょうど原作5巻読んでて、クソ親父が出てきてたから思ったんだけど。
 高校2年の夏まで海に本格的に入ったことがないというのも、その辺りの家族の人間関係のまずさに原因があるんじゃないかとか?


 さて、アニメ版は原作とは全く違う道を進みそう。原作では9巻で竜児が初めてバイトするということが重大な意味があるので、今週の話で竜児がバイトする(何にもしてないけど)というのはアニメオリジナル路線の始まりなんでしょう。さっきも書いた通り私は原作派だけどこの路線は歓迎。原作通りにアニメをつくるのは無理って言うのはもう明らかなんだし。
 アニメ版の良さというと、今週の大河の描き方は良かったと思う。竜児に口の両端を引っ張られて無理矢理笑顔になってるとことか、怒りで目が爛々となってるとことか。


 みのりんに見とれる竜児に大河は不満気。原作だと軽蔑の暴言だけで済ませるところが、目つぶしの刑を執行するあたりにちょっと違和感を感じる。どっちかというとこれはあーみん×竜児に対する反応だと思う。妬きもちタイガー?アニメ版は単純に竜児と大河をくっつけて終わりそうな感じもするけど、川嶋あーみんがまだいないだけにまだ何とも言えない。川嶋さんはどういう立ち位置になるんだろう。というかいつ登場するんだろう。


 あとみのりんの声はやっぱり違和感があるなぁ。原作5巻248ページ「大河っ、ぐわんば、れぇぇぇーーーーーっっっ!どんなときでもっ、なにがおきてもっ、大河はっ!強い子だぁぁあ!大丈夫、だあぁぁぁぁぁーーーーっっっ!」ってセリフをあの声でやりますか?まあやらないんだろうけど。
 ところで動画漁っていたらとらドラ!の声優さんが出ている動画を見つけたんだけど、釘宮さんて素の声の方がアニメ声なんだ(笑)。私の耳がおかしいのかなぁ。単に高い声をそう認識しているだけなのかもしれないし、そもそもあれは素じゃないのかもしれないな。


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