ToLoveる 9巻までの感想

 あんま面白くねぇなぁ、と思いながら既刊の単行本はすべて買ってるToLoveる。連載終了でちょっと話題になったことで知ったエム×ゼロの方がずっと面白いと思うけど、こりゃすごい漫画ですね。単行本では補正しているらしいけど、まさか少年ジャンプでここまで描くとは。過剰なお色気シーンには賛否あると思うけど、女の子の裸ならいいんじゃないかと最近思うんですよ。男の子の乳首描くよりずっと健全(笑)。でも美柑のはちょっと危険だと思いますよぉ。
 で、9巻までの大まかな感想を書いてみます。はじめにけなして、後でほめる方針。


 あんま面白くねぇなぁ、と思うのはキャラがイマイチなところが大きいかな。
 ヒロイン二人から、ララは無邪気なのはいいけど、恥じらいがなさすぎて一本調子だなと。春菜はいい子過ぎて魅力が伝わってこない。怖いと暴れる設定を拡大して、ちょっとお酒が入ったら速攻で脱ぎだす、くらいになるといいかも。あとリトを好きな理由がよくわからない。
 サブキャラも、美柑とかヤミとかは良しとして、もう少し下のサブキャラに個性がない。春菜の友達の二人組とか。エム×ゼロの三国とミッチョンの立場だけど、ToLoveるのは作者の愛情が足りなくね?という感じ。全体的にもうちょっと掘り下げてほしいけど、無理っぽいすね。


 あと絵の問題。うまいんだけど、クセがなさ過ぎなのかオリジナリティがない感じがする。2巻でララの泣き顔があったけど、これもイマイチだった。(泣き顔というとネギま!のゆえが最高)。あと3巻のトラブル23で、リトとレンが頭をぶつけるシーンで二人が全く描き分けられていなかったのをみると、案外絵が下手なのかと思ってしまった。(←よく見たら区別できました。)


 話の内容もねぇ...。これはもういいか。期待するのはやめておこう。期待しなければ結構面白いときもある。


 悪口はこれくらいにして。なんだかんだ言って、特定の話は何度か読み返したりしてるもので。


 1.ザスティン隊長。これってレベルEのクラフト隊長のパクリ?ララもバカ王子ぽいし。パクリでもなんか好きな設定なのでいいです。ザスティンにはもっと出てほしいんですけど、エロシーンが減るからだめなの?


 2.ヤミ。普段あまり感情を表さない分、たまに出てくる感情表現が乙。ヤミが出てくる話だけ読み返したりしている。この作品の中で唯一暗い過去を持っているらしい。胸の大きさが・・・。
 ただ気になるのは決めゼリフ(?)の「えっちぃのはきらいです」。このセリフだけ他から浮いちゃってる感じがする。ヤミは普段は普通の話し方をするから、こういうクセのあるセリフを言うのは解せない。他にもこういう感じのセリフを使って、独自の「ヤミ語」があったりするといいんだけど、なさそうですねぇ。そういう面で凝らないのがこの作品の悪い点というか、作者も軽い作品を目指してるんでしょうけど、そこが残念。
 

 3.美柑。ToLoveるにおける最終兵器。ジト目の美柑がたまりません。彼女の場合、いわゆる妹属性に当てはまるんですか?そんなのどうでもいいですね。美柑最高。


 良悪3つずつ出たところでお開き。では