バカとテストと召喚獣 感想

 姫路さんが作ったお弁当にはやっぱりママレモンが入ってたんだろうな。見た目が良くて、味がイってるというのはかえって作るのが難しいと思う。やっぱりママレモンなんだろうなぁ。(*1)


 ギャグがすごく面白いという評判のバカテスだけど私はそうでもなかった。単にツボを外していただけだと思うけど。
 テストの解答編は狙い過ぎの感がある。かろうじてムッツリー二のキモさが面白かった。ここを面白いという人がまたキモイとも思える。
 あと巻頭のカラーページのところ。三権分立は「司法」、「立法」、もう一つは?に対して、吉井の「憲法」か「漢方」というのは面白いの?(正解は「行政」)。憲法、という解答は誤答としてあり得そうだけど、漢方はあり得ないしょ。ま、あり得ないから面白いということかもしれないけど、私は面白くなかったんだからしょうがない。あるいはここは吉井は本気で憲法、冗談で漢方と言ったんだけど、どっちもはずれってことがポイント?考え込んでる時点で負けてるな・・・。
 このカラーページは本屋で本書を手に取った読者の心をがっちりつかんで買わせるところだと思うから、かなり面白いところだと思うんだけど。


 文章は悪くなかった。ライトノベルは一人称の方が良い傾向があると思う。話の内容も最後まで苦なく読める。特別に面白いとも思わないけど、2巻は上記のカラーページのところが面白かったので買うかもしれない。


(*1)ハヤテのごとく!2巻9話でナギが作ったお粥に入っていた、超人執事にもダメージを与える効果がある非食用洗剤。