"文学少女"1巻から5巻まで読んで
7巻まであるようだが、とりあえずキリのいい5巻までで気になっていることを書く。
感想は色々あるのだけど、番外編の6巻を挟んで、7巻で遠子先輩の重大な事実が明らかにされるようなので、それを読む前に遠子先輩について私が重要と思うことを1つだけ書いておく。5巻の最後に何やら不穏な文章が書かれていたので、現時点で感じたことを残しておきたい。
遠子先輩は他人の書いた物語しか食べない。
これだけ。物語を食べたいならコノハ君に頼んだり怪しげなポストを不法設置せずとも自分で書けばいいではないか。自給自足です。
でもそうしない。ひょっとしてできないのか?
このことは"文学少女"シリーズの基本的な設定の1つだと思う。他人の書いたものしか食べないからこそ、遠子先輩は他人とつながりを持つ必要がある。
5巻の途中までは、遠子先輩と一人きりで物語を創る美羽を対比して考えたらいいのかと思っていたけど、全然違った。遠子先輩の圧勝。
7巻読んだら考え直しましょう。
追記:6巻のはじめの方で自分で書いた物語を食べた(けれどイマイチだった)という会話がありました。